某RC造・地上6階建ての集合住宅1階部分を利用して、5種類の工法により、内法面積120u(梁心12.4m×11.4m)の大型スラブの長期載荷実験が、平成13年6月から実施されております。
工法は、以下の5種類で実施しました。スラブ厚は、1〜4が350mm、5が300mmです。
1 鋼板ボイド内蔵スラブ
2 プレストレス導入トラス筋付きポリスチレンボイド
3 穴あきPC板合成床工法
4 プレストレス導入リブ付きPC板ポリスチレンボイド内蔵スラブ
5 アンボンドPC鋼材を使用したRCスラブ
その結果、675日経過時の長期たわみ倍率を算出したところ、1.43〜3.26倍との結果が得られ、その中で穴あきPC板合成床工法は、1.43倍と最も長期たわみが小さいとの報告が出されています。
最近大型化している集合住宅のスラブ工法には、穴あきPC板合成床工法が有利な工法と言えます。